目次
SIMってなに?
スマートフォンやタブレットの端末の中に入っていて、小指の先くらいのサイズで、吹けば飛んでしまいそうなくらいに小さいICカードのことです。
読み方は「シム」です。
「シムカード」なんて言い方もしますね。
スマホやタブレットを使用している人なら見たことある人もいるかもしれません。
契約したときにお店の人がちっちゃいカードを端末の側面に差し込んでるの見たことありません?
これこれ。
これちっちゃいけど、ものすごい重要なんです。
モバイル回線でインターネットを使用するためには絶対に必要で、これがないと基本的にスマホやタブレットは動きません。
すごいちっちゃくて鼻息で飛んでっちゃうくらい軽いのでなくさないようにご注意を!
なくしたら再発行でお金かかっちゃいますよ〜
このちっこいカードにはID番号がつけられていて、その番号をもとに所有者が誰なのかを識別してるんです。電話番号なんかの情報も入ってます。
身分証明書みたいなもんですね!
SIMカードにはサイズがあるんです。
一言でSIMカードと言っても、使っている端末によってサイズが違うことがあります。
たとえばiPhoneだけを見ても、最新の「iPhone X」と、2010年に発売された「iPhone4」ではSIMカードのサイズが違うんです。
モデルによって端末の大きさや性能が違うように、対応しているSIMカードのサイズにも違いがあるんです。
気にしたこともなかった~。
よく使われているSIMカードはぜんぶで三種類。
mini-SIM(標準SIM)
ガラケーや初期の3G対応スマホで利用されてきたSIMカード。
次期モデルのMicro-SIMが登場するまでの長い間使われていたことから標準SIMなんて呼ばれてるらしいです。
micro-SIM
iPhone4/4Sをはじめ、多くのAndroid端末で主流として使われてきたSIMカード。
現在も多くの格安スマホ端末で採用されているみたいです。
nano-SIM
iPhone5以降で採用されている最新のSIMカード。
Xperiaシリーズも最新のものはこのサイズに対応していて、今後はこのサイズが主流になっていくのではないかと言われてます。
格安SIMってなんなのさ
そんでそんで格安SIMってなんなのさって話です。
たとえばスマホを契約しようとするとき、大手キャリアと呼ばれる、docomo、au、Softbankのいずれかの会社と契約をするのが一般的ですよね。
でも格安SIMの場合は、このような大手キャリアと契約するのではなく、MVNOと呼ばれる通信業者と契約するんです。
このMVNOは、大手キャリアのようにアンテナ基地局を自社で持っていないので、大手キャリアから回線を借りてサービスを提供してます。
自社で設備を持ってない!
そう!ここ!
ここが格安SIMというサービスを実現するためのとーっても重要なポイントなんです!
設備を持っていないMVNOは、大手キャリアと違って設備投資や保守管理費用が必要ないんです。
だから格安でサービスを提供できるってことなんですね!
とはいえ、もちろんデメリットもあります。
大手キャリアに比べると通信品質は劣ることが多い!
大手キャリアを利用しているときはあまり感じませんでしたが、格安SIMの場合は、利用者が集中するランチタイムや終業時間帯などは目に見えて通信速度が遅くなります。
大手キャリアは自社で提供している通信回線の中でも、安定して品質の高い部分は自社の契約者に割り当てて、それ以外の部分をMVNOに割り当てています。
アクセスが集中したときは大手キャリアの契約者が優先されるので、格安SIMの利用者は通信速度が遅くなってしまうんです。
もちろん通信会社によってそのレベルはまちまちです。
どの程度のスピードなら許せる範囲なのか、許容範囲は人それぞれです。
各社の通信速度を定期的に計測して公開しているサイトもありますので、のぞいてみるといいかもしれませんね!
格安SIMを利用するための準備
ここまで読んで、よーし!格安SIMに変えるぞ!って意気込んだアナタ。
格安SIMを利用するには格安SIMを読み込める端末を用意する必要があります。
いわゆる「SIMフリー端末」です!
SIMだけを契約しても、いま持っているスマホでは使えない場合があるのでご注意を!
格安SIMが使える端末を用意するための代表的な方法を2つご紹介します。
いま使ってるスマホを格安SIMでも使えるようにする!
大手キャリアで契約したときに購入したスマホの場合、そのままでは格安SIMが読み込めません。
そのキャリアでしか使えないようにSIMロックがかかっているので、購入したキャリアのショップに持っていって、SIMロックの解除をしてもらいましょう。
ただ、端末やキャリアによってはSIMロック解除ができないものもあるので、まずはキャリアに確認してみましょう。
新たにSIMフリー端末を手に入れる!
最初からSIMロックがかかっていないスマホ=SIMフリー端末を手に入れる方法です。
Android端末が良ければ、格安SIMを契約するMVNOでスマホ端末もいっしょに購入することが可能です。
iPhoneを使いたい場合は、アップルストアで購入してください。
また、もし中古でも良ければ、TSUTAYAやGEOなどの電化製品の中古買取を行っているショップでも購入が可能です。
最新のスペックを求めていないのであれば中古はほんとに安いのでオススメです。
まとめ
格安SIMについてはお分かりいただけたでしょうか?
格安SIMについて理解して、スマホ端末が準備できたら、あとは通信会社と契約するだけですね!
ただ、MVNO会社は国内でもかなりの数があって、それぞれに特徴があります。
- ちょっと固定額が高いけど、通信速度が速くて安定している。
- 固定額はすごく安いけど、通信速度は他社には劣る。
- 通信だけじゃなくて無料通話もついている。
- 家族みんなで使うと特別な割引プランがある。
もちろん固定費は下げたいけど、単純に安いだけで選んでしまうと、結果的に当初の想定よりも高くなってしまう場合もあります。
通信がメインなのか、通話がメインなのかなど、ご自身の普段のスマホの使い方を考えて通信会社、申込プランを検討してみてください。
どれにしようか迷っている人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
ムズムズ度 ★ ★ ★